韓国保守紙からムン・ジェインに向けて「頼むからアメリカを蔑ろにするのはやめてくれ!」と悲鳴のような社説

2021.02.22

韓国保守紙からムン・ジェインに向けて「頼むからアメリカを蔑ろにするのはやめてくれ!」と悲鳴のような社説 はコメントを受け付けていません

【社説】中国側に漂流する韓国、その結果に責任を取れるのか(朝鮮日報)
【社説】韓日米協力の再建を通じて外交孤立から抜け出してほしい(中央日報)

中国の習近平・国家主席が覇権を目指す考えを明確にしたことで、今世界では「中共体制」に対する警戒が一気に強まっている。そのため米国はインド・太平洋地域で「クアッド」を拡大する新たな安全保障協力体を立ち上げようとしているが、これに加わらないとなれば、それは米国との同盟関係が弱体化することを意味する。

 ところが韓国外交部(省に相当)の康京和(カン・ギョンファ)前外相は「(クアッドは)良いアイデアではない」と述べた。今の鄭義溶(チョン・ウィヨン)長官も「透明で開放的、抱擁的でなければならない」と条件をつけた。中国を牽制するクアッドには参加しない意向を明確にしたのだ。(中略)米国による中国牽制の活動を全て拒否しているのだ。このような態度を取る韓国を米国がどう考えるかはもはや問い直す必要もないだろう。
(中略)

詐欺的な非核化や南北ショーもすでに終わった。それでも「南北」ばかりを口にしているようでは、安全保障政策と外交政策はどこにいってしまうのか。中国市場が大きく重要なことは事実だ。しかし韓国は米国なしに北朝鮮の核ミサイルを1発でも防げるのか。米国なしに、中国による韓半島、あるいはアジアでの覇権の野望を阻止できるのか。米国なしに今の繁栄が可能で、今後も米国なしにこの繁栄を維持できるのか。米国人たちは「韓国は中国の側に漂流を続け、流れている」と指摘する。文在寅政権はその結果に責任が取れるのか。

(引用ここまで)

欧州とアジア・太平洋民主主義国家の「反中連合」が可視化し、国際情勢が揺れ動き始めた。しかし、韓国政府は中国と北朝鮮の顔色を伺いながら日本と衝突する一方、韓米同盟の管理はないがしろにした結果、新しいグローバル構図から一人ぼっちになる危機に処した。

政府もこのような現実を認識し、あたふたと韓日関係の改善に出ているが、日本は消極的だ。徴用・慰安婦問題が自国の思い通りに解決されない限り、韓国と生半可に手を握ることはないという立場が強い。政府は念願の南北関係の改善に向けて米国との連携が切実な状況だが、バイデン行政府は韓日関係から先に改善してほしいとの立場なので困惑している。19日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で徴用・慰安婦問題に関連して「日本の真心のこめた謝罪にかかっている状況」と「韓日関係の正常化が大事だ」という微妙な立場の隔たりが相次ぎ浮き彫りとなったのは政府の困惑を端的に見せる。
(中略)

中国に言うべきことは言いながらも協力する関係を作ることが賢明な選択だ。アンゲラ・メルケル独首相はバイデン行政府の中国たたきに参加しながらも「気候変動や生物多様性のような世界的な問題では中国との連携が必要だ」と米国に促した。韓国もこのようなドイツ式の柔軟な戦術を駆使すれば、クアッドに参加しながらも中国と協力関係を維持することができないわけがない。

(引用ここまで)


 図らずも中央日報と朝鮮日報という韓国の保守紙から悲鳴のような社説が上がってきています。
 これ以上、アメリカの立場を蔑ろにするようなことをやめてくれ、という懇願ですね。
 少なくとももう少しバランスをとることはできるのではないか。
 いまの状態はあまりにもみすぼらしい、ということを訴えかけています。
 両紙とも保守紙であって左派政権に諫言するという立場であることを認識した上でも、もうだいぶ疲弊している感じ。
 同じ日にこういった社説が並ぶのもなかなか面白い。

 というか中国にこれ以上傅いても得られるものがないのではないか、ということにも気がつくべき。
 なんせ三不の誓いを捧げたのが2017年10月。カン・ギョンファ前外交部長官が「中国とTHAAD追加配備をしない、日米韓三国同盟を結ばない」等の「協議の結果」を国会で明かしました。
 当時、アメリカからも「主権を放棄したとは思わない」っていう絶妙なコメントがありましたっけ。普通に考えれば主権放棄と受け取れるに等しいレベルのことをやってのですよ。

 で、三不を受け入れたことによってなんとか国賓としてムン・ジェイン大統領は訪中したのですよ。それが同年12月。わずか2ヶ月後。
 そこでムン・ジェインはどのように歓待を受けたかというと、こんな感じ
 もう悲惨の一言に尽きる。
 あれを体験してでもなお、まだ中国にコミットしようというのだから筋金入り。
 中国共産党の序列でいったら下位の王毅外交部長に同格の扱いを受けてもまだ中国にミリほども反抗しない。鉄の意志。
 あれと同じことを何度でも何度でも繰り返すのでしょうね。

 「中国には逆らえない」というコマンドが遺伝子レベルで染みついているんだろうなぁ……。
 まあ、そんな国から見たらクアッドも「よくないアイディア」だったり「透明性があれば参加する」ていどのものなのでしょうよ。

Source: 楽韓Web

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